日本では支給されて当然の「通勤手当」は、実は日本特有のシステムではないでしょうか?
日本で就業する場合、通勤に電車やバス、自動車のいずれを使用しても手当が支給されるのがほとんどです。一方、アメリカ(L.A.地区)とメキシコで通勤手当が支給されると言う話を聞いたことがなく、韓国の友達に通勤手当の有無を尋ねたところ韓国でも聞いたことがないそうです。
長い時間、満員電車に揺られて通勤したい人は「満員電車が好きな変人」で、大勢の人は手当が支給されるから満員電車を我慢して通勤しているのであって、もし通勤手当がなかったらできる限り自宅の近くで仕事を探す人が増えると思います。つまり通勤手当がなくなれば、交通費の自己負担を最小限に抑えたいと思うのが自然ですから、下記のような現象が起きるかもしれません。
1. 通勤費用を抑えたいと思う人が増える。
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2. 自宅近くで職を見つけようと考える人が増える。
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3. 通勤時間が減り、自由に使える時間が増える。
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4. 友達や家族と過ごす時間が増える。
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5. 夫婦間の会話が増える。
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6. 子供が増える。
と、簡単に出生率が上がり、少子化対策になるかは断言できませんが(笑)、個人の有意義に過ごせる時間が増え、友達や家族と過ごす時間が増えれば、今より幸せだと感じる人が増えると思います。
通勤時間が減れば、あの満員電車内のストレスも減り、現代の信じ難い事件や問題が少しは減る、と本気で考えています。
【お願い】通勤手当の支給が一般的な国をご存知でしたらお教え下さい。