電車の中を見渡すと、携帯の画面に取り付かれている人ばかり...。
と言うのは大袈裟であることを勿論分かっていますが、こんなことを書くと日本中からバッシングされそうです...。
ほとんどの人はメールしているだけなんでしょうが、帰国して電話番号を聞くと言うことは「家電ではなく携帯電話の番号を聞く」こと、すなわち携帯の電話番号を教えることが普通(自然)であることに気付きました。何が怖いのか...、それは携帯の料金と自分自身です。
アメリカの携帯電話の番号は「(市外局番)123-4567」と言った家の電話と同じような電話番号(システム)で、家の電話から携帯しても携帯向けの料金ではなく、市内・市外局番向けと同じ電話料金(すなわち家電と同じ)で電話することができます。しかもアメリカの場合市内局番ならいくらかけても無料なのが一般的なので、家電から携帯に何分電話しても追加料金は一切発生しません。さらに日本も最近は定額制のサービスが登場したりしているようですが、アメリカと比較してまだまだ日本の携帯電話の料金は高いことは否定できません。
一方、日本の場合は携帯電話専用の番号システム(090~や080~)があって、携帯専用の高~い電話料金が設定されていますよね。
家電なら3分10円以下で済むのに、相手の携帯の番号しか知らないから(=教えてもらっていないから)相手が明らかに自宅もしくはオフィスにいるはずなのに携帯電話に電話しなくてはならない...(家電もあるのに)。このようなケースに何倍もする通話料金を支払ってまで携帯に電話するのは不経済だと思いませんか。
多くの人は、ほとんどは通話せずにメールで済ませているのでしょうけど、お金に敏感でメールを打つのが苦手な私としては、商売をして儲かっていない限り携帯電話代として毎月数万円も出費するなんて理解を超えてしまっています。
実を言うと携帯電話が普及した1990年代後半でも、しばらく携帯を持つ気になれませんでした。
しかしiモードが誕生した際に仕事の関係で携帯電話が必要になってしまったため、仕方なく購入した訳ですけど、帰国しても素直に携帯を購入することができませんでした(今回も仕事の関係上やむをえず)。昔「携帯がないと友達からの誘いの機会を逃す」とか言った意見を聞きましたが、個人的には監視されている気がしてなりません。電話に出ないと「何してた?」と問い詰められたりして...、いつでも繋がるのが携帯なんですよね。携帯のせいで夫婦関係が悪化した人も多いはず...、知らなくていいことを知ってしまったがために。
と言いつつ、情けないのは「メールが来ないか」「誰か電話してこないかなあ」等といつの間にか携帯に気を取られてしまっている自分自身にふと気付いた時です。家電の場合、電話がかかってきたかどうかは、留守電にメッセージが入っているか、電話に着信機能がない限り、知る術はないけど、携帯は電話がかかってきて出なければ不在表示されてしまいますよね。と言うことは電話がかかって来て欲しい人から電話があったか常に確認できるシステムなんです。(これ以上書くのは自分自身が寂しい人間に思え、飲みすぎてしまいそうなので割愛します。)
携帯の便利さなど、さまざまな意見があるのは分かっていますので、第三者の考えを否定するつもりはありません。
着信問題に関しては個人的なもので自分が解決するしかありません。でも毎月電話代に何万円もかけたくないし、出費できない私には先ず家電の番号を教えて欲しい、と訴えたい。携帯会社が儲かったところで自分には何のメリットもないし。
でも世の中の流れは変わらないんだろうなあ。だから携帯の料金を安くしてと願いながら、来年からの携帯電話への新規参入に淡い(?)期待をしている私です。