アメリカ、メキシコにしか行ったことのない私は、海外で日系のお店と免税店以外で日本語が通じた経験はありません。
ソウルのロッテデパートで水を買った時のこと。
食品売り場の店員さんに日本語で「お水はどこで売ってますか?」と聞いたが、日本語は分からないようなので、ムル(韓国語で水)やBottled waterなどと尋ねたところ、店員さんが「Go straight!」と教えてくれたのには驚いた。と言うのは、日本のデパートで日本語以外で応対できる店員さんは多いのだろうか...と考えたから。
しかも韓国滞在で驚いたのは、日本語が通じるお店が多く、英語・日本語併記のメニューを用意しているレストランも少なくなく、タクシーは無料通訳サービスが徹底されていたり...、旅行客にとっては嬉しいサービスばかりで、アジア人の生命力の強さを覚えずにいられませんでした。
もちろん韓国の観光産業で日本人旅行者の占める割合が大きいからなんだろうけど、ふと2004年夏の総選挙期間中に、アメリカで自民党のテレビCMとして「Welcome to Japan!」と小泉首相が連呼していたシーンや、日本政府の「Yokoso! Japan」キャンペーンを思い出しました(効果があるんでしょうか?!)。
英語で教えてくれた店員さんは、ロッテデパート(=日本人観光客が多い)で働いているのだから驚くことではないと言う方がいるかもしれません。
しかし未だに海外から日本への旅行客が少ない現状を考えると、韓国の観光産業の繁栄ぶりを見過ごすことはできないだろうし、特に今後の日本経済を考えると、日本ももう少し観光客を呼べる国になるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
ちなみに韓国人が話す英語を「Konglish」と呼ぶ(韓国人の友達談)そうです。(全く関係のない話ですね)