メキシコに来ると、あちこちの家で毎晩のようにパーティが開かれていることが分かる。
クリスマスはもちろん、子供の日、親戚の○○さんの誕生日など、何かと口実を作って(彼らはそう感じてはいないだろうけど)パーティをしている。
私の住んでいるところは周囲が全て家なので、普段は静かで日本人的にはとても心地よい生活を送れるのだけど、夜12時を過ぎた頃、突然マリアッチが聞こえてくることも少なくない。そんな時、私は祝日だったのかとふとカレンダーに眼が行くのだけど、祝日でもないので、その家族だけの特別な日であることが多いようです。
昨年、友達のミゲルのクリスマスパーティに呼ばれたんだけど、着いてみてビックリしました。
だってそこには子供からご老人まで、およそ100人ものアミーゴ、アミーガがいたんです。100人もいたのはメキシコでの家族の捉え方が三親等位までなら誰でもファミリーとなるのが一般的らしく、しかも友達などもお邪魔していたりするので、直ぐに100人程度のファミリーと言う集団ができてしまいます。特にメキシコは以前、兄弟が10人といった大家族が一般的だったこともありますけど(最近は子供が日本よりやや多い2〜3人と言うのが一般的らしい)。いずれにしても、日本でもお正月やお盆に親戚関係で集まったりしたりしますが、100人もの人間が集まるなんて私には驚き以外の何者でもななく、かなり圧倒されてしまいた。
とってもフレンドリーな100人ものアミーゴに囲まれ(メキシコでアジア人は珍しいので子供にジロジロ見られたり)ながら訳も分からずクリスマスの儀式を終えると、今度はダンスタイム。私には避けたい時間が来てしまいました。