マンション耐震強度偽装問題に関して、S研究所のN氏が出現して連想したのは新興宗教の「教祖」と呼ばれる人々です。
S研究所の記者会見報道を見ていて、N氏の言動は、N氏自身が自分の建築(金儲けと言うべきかも)に対する思想や所行など、自己を全て完全に正当化し、自分を教祖、つまり「神」のような存在であると信じて疑わないからこそ発されているようでした。N氏が業界のカリスマと呼ばれていると言う報道からも、N氏ばかりではなく周囲の人々も、いつの間にか彼を神格化してしまっていたのではないでしょうか。それゆえに例え問題に気付いても、誰も問題を表面化できずに、放置されてしまったような気がしてなりません。
この問題の登場人物はタヌキにしか見えないことが多いのですが、しばらく報道が気になって仕方ない日々が続きそうです。